八卦掌雑感
50歳代 男性
八卦掌・形意拳を学び始めて、ちょうど一年半。50代も後半、来年はもう還暦という歳になって
初めて出会う中国武術です。したがってこの分野の予備知識などほとんどないのですが、それでも
中国武術のなかでも八卦掌はかなり特異、ユニークな存在なんだろうという印象です。
実は、雑感とか印象とかくらいしか述べられないというのが一年半たった現在の、私の偽らざる
八卦掌理解の状態です。言い換えれば、一年や二年では、八卦掌とは・・・などと言えるところま
で、とても行かないという、どうも、めっぽう気の長い世界です。したがって、すぐに使える必殺
技を求めるなど、気の短い向きにはまったく不向きな世界のようです。このことは中国武術では、
一般的な事なのかもしれませんが、基本、土台をしっかり体に作りあげていくということを重視と
いうか、それ一方という感じです。
八卦掌では、その独特の歩法と体勢で、下半身の強化鍛錬と上半身の柔軟性を同時に、しかも移
動しながら体に実現しようとしているようです。 日本の静座法などでは、上虚下実などと云う言
い方も、あるようですが、これを動きの中で鍛えていくのですから大変といえば大変。ただこれら
を、訓練指導していく道筋や練習法が、はっきりあるというのも中国武術の特徴かもしれません。
したがって気を長く持って、継続していけば、そのレベルと進捗に応じた指導が受けられるという
のが、この教室のメリットの一つでもあります。 それから、練習生の方々も、老若男女と幅広い
ですが、みなLadies & Gentlemenであって決して、粗暴、乱暴な雰囲気は、ありませんので、
興味のある方は、安心して、見学なり体験などされるといいと思います。 但し、先に述べました
が、ちょっと見たくらいではとても全貌が分かるようなものではないので、まずは継続できそうな
雰囲気かどうかあたりから確認されたらいいと思います。