八卦掌はじめる

40歳代 男性

 

 武術を習うのは初めてです。40歳代後半になって、四十肩、腹周りには余計なウエイト、仕事のストレスもあいまって胃腸の調子もおかしくなる始末。何か始めないと、と焦ったところで出会ったのが『八卦掌と形意拳』ホームページでした。

 

 体験練習に参加したところ、格闘技のイメージに反して待っていたのは、丁寧な準備運動とストレッチ、八卦掌独特の滑るような歩法の練習でした。

 

 八卦掌は武術でありながら舞踊のような動きが特徴といわれています。勿論、練功を積むにしたがって複雑な動き・技の習得が加わってゆきますが、まずは、身体の柔軟性の獲得と、八卦掌の基本を支える歩き方(滑るような歩法)と基本の手の使い方(穿掌)の練習から始まりました。そして、入門から2年たった今でも、それはいつも身近にあります。

 

 中年男にとって、基本練習がいつも身近にあることは、実はとても有り難い事です。若年のころには1度で完璧に覚えられたことも2度、3度、4度と繰り替えして覚えなければなりません、困ったことに、体得したはずのことを忘れたり、型崩れしたりすることも日常茶飯事です。先生はそんな困った生徒にも倦まずに指導してくれます。また、2時間の練習後、自由練習をすることが多いのですが、その日行き当たった壁に、集中的に取り組むことができることも有り難いです。そんな時には先輩や同輩の協力が欠かせません。八卦掌(芦屋)教室には真摯に加え、そんなフランクな雰囲気があります。

 

 先生からは、『あきらめが悪い人が上達する』と伺いました。これからも自分が進めるペースで『倦まず、弛まず、あきらめ悪く練習して行こう』と思っています。 先生、教室の皆さん、宜しくお願いいたします。

 

 最後に、護身術としての八卦掌・形意拳は幸いにも使用する場面には立ち至っていません。 健身としての八卦掌の効能をお話できます。私は身体が非常に硬かったのですが、かなり柔軟性を取り戻しました。胃腸の調子、特に便通は格段によくなりました。脚腰についても腰を落とした歩法の練習がよく効いています。

 

 

 

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